●工事経歴
1972~1975年 | 山陽新幹線、三原地区軌道敷設工事 その2 |
1980~1981年 | 東北新幹線、十文字地区スラブ軌道敷設工事 |
1992~1994年 | 山陽本線、防府高架軌道敷設工事 |
1997~1998年 | 井原鉄道軌道敷設工事 |
1998~1999年 | 山陽新幹線、小郡・新下関間新駅新設外2工事 |
2002~2003年 | 九州新幹線、出水工区軌道敷設他 |
2003~2005年 | 台湾高速鉄道、第二工区軌道敷設工事(指導) |
2006~2008年 | 大阪外環状線加美地区外軌道新設工事 |
2007~2008年 | 境線支障移転工事 |
2008~2010年 | 九州新幹線(鹿児島)鳥栖軌道敷設他 |
2008~2011年 | 博多駅構内11#・12#線軌道新設他工事 |
2010年 | 九州新幹線(鹿児島)鳥栖軌道敷設他(2)工事 |
2010~2014年 | 北陸新幹線、板倉軌道敷設他 |
2012~2014年 | 北陸新幹線、高岡軌道敷設他 |
2014年 | 東北地方太平洋沖地震に伴う災害復旧 |
2016~2018年 | おおさか東線西吹田・神崎川間軌道新設他工事 |
2016~2017年 | 信越線新潟駅付近高架化東工区軌道 |
2016~2017年 | 鉄道博物館新館新築・本館改修他工事 |
2018~2019年 | 鉄道博物館新館 展示用踏切敷設工事 |
2019~2021年 | 九州新幹線(西九州)東彼杵軌道敷設他 |
2019~2023年 | 北陸新幹線 川北軌道敷設他(富山電留線新設含む) |
●石川事業所 北陸新幹線川北軌道敷設他(令和5年12月25日工事完了)
川北軌道敷設高架橋
・北陸新幹線川北軌道敷設他の工事を2019年11月から、工事用渡り線敷設箇所にスラブ敷設の施工が始まりました。
・2020年1月からスラブ敷設箇所に工事用渡り線を2組敷設しました。
・2020年2月下旬から側道法によるスラブ敷設の施工が始まりました。
・2020年5月から宮保基地の起点側に工事用渡り線3箇所目を敷設するため、人力による仮軌道敷設、スラブ敷設の施工が始まりました。
・2020年6月から宮保基地から起点側に機械による仮軌道敷設、7月から機械によるスラブ敷設、9月からレール面整正、11月には設定替を施工しました。
・その後、2021年2月まで川北基地より起点・終点側の仮軌道敷設を施工しました。
・2021年3月から川北基地起点側のスラブ敷設を完了させ、終点側下り線のスラブ敷設を途中まで完了しております。
・2021年7月から川北基地起点側上下線のレール面整正を施工して、宮保地区と繋がりました。
・2021年9月から下線のスラブ敷設が始まり10月に下り線の全てが繋がりました。11月からは上り線のスラブ敷設が始まり、年内中に全線が繋がる予定です。
・2022年1月から工事用渡り線撤去し、レール面整正を4月まで施工。5月からは夜間で設定替、6月から7月まで転倒防止取付ました。7月8月で機械式横取装置を上下線に設置しました。
・9月からはコンクリート直結軌道の工事が始まり、レール加工、型枠組立、締結装置設置、コンンクリート打設を施工しました。
・2023年1月からは距離標を設置しました。4月には軌陸車進入路を上下線に敷設しました。
・5月から6月までの間で、スペノによるレール削正作業があり、鉄粉の清掃をしました。
・8月は機構とJRの監査を受けました。
・10月から11月の間でEast-i走行のチャートによる動的軌道整備を施工しました。
・12月末日で全ての契約が終了し、工事が完了しました。
(期間 2019年11月から2023年12月迄)
・この工事で元請け会社の広成建設様には、多大なるご指導とご協力を頂き、お世話になりました。
▲④川北陸新幹線川北軌道敷設他 工事用仮軌道敷設
▲⑤北陸新幹線川北軌道敷設他 スラブ敷設
▲⑦北陸新幹線川北軌道敷設他 レール敷設(可変パッド樹脂注入)
▲⑪北陸新幹線川北軌道敷設 機械式横取装置設置工
▲⑫北陸新幹線川北軌道敷設 軌陸車進入路設置準備作業
●長崎事業所 九州新幹線(西工区)東彼杵軌道敷設他(令和4年4月30日工事完了)
●事業本部 4線分岐器組立 KT37(九州鉄道機器工場内)
特殊分岐器組立
特殊分岐器完成
●事業本部 分岐器組立 50N-16番(九州鉄道機器工場内)
分岐器組立1
分岐器組立2
●長野支店 鉄道博物館新館新築・本館改修他工事(2018年4月しゅん工)
ランチトレイン しおさい
北ひろば1
北ひろば2
ランチトレイン MAX
新館 踏切新設(東洋ゴムチップ)
新館 はやぶさ・つばさ
●新潟作業所 信越線新潟駅付近高架化東工区軌道(2017年7月しゅん工)
軌陸クレーン
レール吊上げ・積込
●大阪事業所 おおさか東線西吹田・神崎川間軌道新設他(2018年しゅん工)
弾性マクラギ直結軌道
弾性マクラギ直結軌道 施工前(橋りょう)
●台湾新幹線高速鉄道工事(Work Base 2-3・2-4)
Work Base 2-3スタッフ
・2003年12月から、台湾新幹線高速鉄道の軌道新設工事が始まりました。Work Base 2-3の軌道敷設のメンバーです。監督・技術指導を日本人で行い、工事施工は台湾人が従事しました。その時の、日本人と台湾人のスタッフです。
軌陸車(ウニモグ)運転講習会
・台湾人の作業員が軌陸車(ウニモグ)の運転に従事するので、機械の点検方法と運転操作を教育・指導しました。その時、受講したWork Base 2-4の台湾人のオペレータです。
工事用渡り線敷設
・長尺レール、スラブ、CAモルタル等の材料上下線に運搬するため、事前に工事用渡り線を設置しました。
ロングレール送り出し・工事用仮軌道敷設
①200mに溶接した長尺レールを25両に連結したトロに門型クレーンで積込、先頭に連結された送り出し装置でレールを送り出しながら、仮軌道を敷設していきます。レールの先端に誘導船を差し込み、は5m間隔に配列したローラ上を押して伸ばします。
②継目箇所を仮継目板で締結します。継目箇所にはアンカー穴を削孔し、締結箇所を増設します。
③ローラを吊り上げ器で撤去し、5m間隔でゲージタイを挿入し、2.5m間隔で締結装置を緊締します。
スラブ盤敷設(スラブ敷設車)
①事前に200m程度、仮軌道を広げて3m軌道を作ります。
②スラブ敷設車を運搬して、3m軌道に載線。
③次にスラブをクレーンで吊ってをトロに積込み、現地まで運搬します。スラブ敷設車で受取り、現場に敷設していきます。
スラブ盤調整
・スラブ調整ゲージを諸元の数値(HS)セットし、敷設したスラブの高さと通り、突起間隔を整正します。
レール面整正
①スラブ調整が終わったスラブに、ロングチューブという繊維の袋を挿入し、CAモルタルを注入します。
②モルタルの強度が得られたら、軌道パッドをタイプレート上に配布し長尺レールをスラブ上に敷設します。2.5m間隔で締結装置を緊締します。
③レール載線が完了したらレール面整正を行います。事前に可変パットを挿入します。
④次に軌間・水準・高低・通り・平面性が全て基準値内に納まるように整正し、調整ピースを挿入して締結装置でレールを固定します。
トラックマスター検測、仕上げ
・トラックマスターでレール面整正した箇所を測定し、許容範囲をオーバーした箇所は再度整正を行う。
可変パット樹脂注入
①ポリモルタルの樹脂に硬化剤を調合し、攪拌してから可変パットの袋に樹脂を注入します。
②樹脂をスラブ上にこぼしたら、アセトンを使って清掃します。
③樹脂が硬化したら、注入口と排出口を切断し、同時に調整ピースも撤去します。
台湾新年会
・台湾では新年会を盛大にお祝いします。台湾の方は明るい性格の人が多く、そして、愛国心・愛社精神が強い事に感動を受けました。
バラスト運搬車
・台湾新幹線鉄道では、列車が脱線しても衝撃を吸収出来るように、線間にバラストを敷いてあります。そのバラストを運搬する軌陸になった工事車両です。アメリカの業者の方が従事していましたが、機械の大きさに驚きました。
台湾新幹線車両
・台湾新幹線高速鉄道を走行する日本製の新幹線車両です。白い車体に、オレンジと黒いラインが印象的で、台湾人のセンスの良さを感じさせられました。